海事戦略研究イニシアティブとは

位置づけ

大阪大学大学院工学研究科に、2006年度より設置された、専攻横断の研究拠点のひとつ。
2013年に海事戦略研究イニシアティブに改称。

目 的

わが国、外国政府および国連機関における海事に関わる技術行政に貢献することを目的としています。船舶の復原性、構造強度を中心とした安全性、環境保護などに関する研究を、世界最先端のレベルかつ国際的な協力の下で実施する拠点を目指します。

趣 旨

国際的に運用される船舶の復原性および構造強度は、国際条約とその付属コードに含まれる安全基準によって担保されています。また、安全基準は経験的なものから科学的な理論に基づくものに移行しつつあるため、国土交通省・水産庁・船級協会などと安全基準の策定に向けて新組織を立ち上げて協力体制をとる必要があります。また、海事に関わる技術課題は伝統的な船舶工学の範囲を越えて拡大しており、工学研究科より広く異分野の知見を集める必要が生じています。このような認識のもと、官学の連携を図り、それをもって産業界とのパイプを太くし、世界的な研究拠点の実現を目指します。

教育との関係

2006年度より始まった国土交通省海事局(国海査第379号)と連携する「国際海事政策重点プログラム」(大学院教育)の研究面でのカウンターパートとなり、教育研究両面からわが国および国連の国際海事機関(IMO)の海事行政と協力します。この「国際海事政策重点プログラム」では、海事行政(国土交通省、水産庁、防衛省、IMO)やその関連分野への人材供給を目的としていますが、そこに学ぶ学生のプロジェクトのテーマがこの海事戦略研究イニシアティブを通しても設定されます。

広 報

国際船舶安全性環境研究イニシアティブ・シンポジウム

(2011年2月28日、大阪大学銀杏会館にて)

第2回国際船舶安全性環境研究イニシアティブ・シンポジウム

(2013年2月26日、東京 航空会館にて)

海事戦略研究イニシアティブ・ワークショップ

(2015年3月12日、大阪大学東京オフィスにて)

第3回海事戦略研究イニシアティブ・シンポジウム

(2017年3月23日、大阪大学大学院工学研究科U2棟)

第2回シンポジウム

第2回シンポジウム

ワークショップ

ワークショップ

第3回シンポジウム

第3回シンポジウム