自動運航船

国土交通省が示した資料(2017)では、今後の海上輸送量の増加に伴い、今後、世界の船員需給が逼迫する見通しが示されるなど、自動運航船実現の必要性が高まっている。他方、海難事故の約8割が人為的要因により発生していることも指摘されており、自動運航化により、より安全・安心な船舶運航を可能とする必要があるものと考えられる。

自動運航船の実現にはいくつもの解決すべき技術課題があり、見張り自動化・衝突回避などと並び自動離着桟もその一つとして挙げられている。本研究室では、自動離着桟システムに関する研究を、2つの側面から実施しています。

1. 実時間最適制御理論による自動離着桟システムの研究
(京都大学との共同研究)

2. 最適制御理論と人工知能との融合による自動離着桟システムの研究
(筑波大学・横浜国立大学との共同研究)

船の自動運航実現に向けて

実時間最適制御理論を用いた自動着桟システムに関する理論の確立

最適制御理論と人工知能の融合に関する理論の確立

実際の制御システムの開発と上記理論の野外試験での検証

進化計算手法CMA-ESにより求めた最適着桟制御の例

これまでに実施または実施中のプロジェクト

最適制御理論を用いた自動着桟に関する基礎研究

(2017〜)

過去の自動着桟実験の様子

実時間最適制御理論や人工知能による自動着桟に関する基礎研究

(2018〜)

実時間最適制御システムと模型船の制御システムの連接確認に関する野外試験