キャリア・就職・先輩からのメッセージMessage

就職

卒業生の活躍先は重工業や自動車工業をはじめとしてメーカーが多く、就職先で業務の中核を担っています。官公庁や船級に就職し、世界の最前線で活躍する卒業生も多いです。また、ここ数年は海運などのサービス業も増えています。卒業生への評価は長年の歴史が示しており、就職では引く手あまたと言えます。海のテクノロジーを学んだ卒業生は様々の業界を支えています。一方で、学部を終えた学生の80%以上が大学院に進学することがわかります。

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卒業生の声

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アルダナ ウィチャクソノ
ARDHANA Wicaksono

古野電気株式会社
技術研究所
第1研究部 知能制御研究室
2019年 大学院後期課程修了

古野電気では高度な計測と通信技術を持って、「見えないものを見る」製品やサービスを開発しています。その中で、私は大学院で身に付けた知識を応用し、船舶制御の研究を行っています。そして、弊社所有船を用いて、様々な実験を海上で実施できることは凄く貴重な経験になっています。また、大学院で作られた国内外の研究者との関わりが研究開発プロジェクトに役に立ち、そのネットワークの重要度を実感しています。

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荒牧 梨花子Aramaki Rikako

川崎重工業株式会社
船舶海洋ディビジョン
2018年 大学院前期課程修了

ビルのような大きな構造物が海に浮かび、さらに動いているって、凄い!と思ったのがこの道に進んだきっかけです。今の所属部署では、船が転覆しないか?波や風に対して十分強度があるか?荷物を載せるスペースは確保できるか?などを検討し仕様決定を行っていますが、船舶海洋工学科目で習得した専門的な知識が非常に役に立っています。留学生との交流や国際学会での発表を通して英語力も身につき、船舶海洋工学科目で学んで良かったと感じています。

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宇貞 哲Usada Satoshi

国土交通省海事局
2016年 大学院前期課程修了

行政官として、
責任ある仕事に取り組む

国土交通省海事局では、安全で環境にやさしい海上輸送の安定的な確保や、海事産業の持続的発展を図るため、様々な政策を推進しています。例えば、私はこれまで、国連の専門機関である国際海事機関(IMO)の本部(ロンドン)で行われる会合において、船舶に関する基準の策定・改正についての議論に、日本代表団の1人として何度か参加しました。会合では日本政府の代表として意見の主張を行うなど、責任ある仕事を経験しました。船舶海洋工学コースで学んだことを活かしながら、日々の業務に取り組んでいます。

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櫻田 顕子Sakurada Akiko

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
流体設計系 実海域性能研究グループ
2014年 大学院前期課程修了

未来へ向けて研究の大海をすすむ

私の働く海上技術安全研究所では海上輸送の効率や安全性の向上、海洋環境の保全などを目指して研究を行っていて、私の部署では実海域中の船の性能向上に取り組んでいます。民間企業とのつながりも多く、大学で学んだ知識が実際に実用化されていることを目の当たりしたり、自分のアイディアがプロジェクトに反映されたりすることは、やりがいを感じる部分でもあります。大学院では授業や研究室での留学生との交流を通して英語力が身につきましたが、仕事で海外へ出張することもあり、大学院での経験が役に立っています。

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長谷川 健Hasegawa Ken

株式会社商船三井
2013年 大学院前期課程修了

7つの海を船でつなぐ

日本の輸出入の約99.6%を海上輸送が担っており、海運は世界経済が発展していくために必要不可欠なインフラです。私の勤務する株式会社商船三井は約800隻の商船を運航・管理しており、技術系社員である私は新造船の設計や技術開発を担当しています。世界を舞台に船の魅力を感じられるやりがいのある仕事で、船舶海洋工学コースに進学して本当に良かったと今でも思います。