工場内無人荷物搬送

                    システム統制ロボット」

         
 
CONTENTS
コンセプト
利点
前提
システム
コース決定方法
運搬車



 
 
・コンセプト
「止まらず、当たらず、迅速に」

工場内での材料、製品、作業員等の運搬を速く,正確に安全に
行うためのシステムをロボットを使う事により計画。
 




 
 
・利点
     
  • 作業員の削減(人件費の削減)

  • 作業の効率化



 
 
・前提

     
  • 工場区内は〈図1〉のように、碁盤の目状に道が整備されている。

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  • 斜線部はそれぞれ作業スペースになっており、「組立て」、「箱詰め」などの作業が、作業員により行われている。

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  • 各作業場の出入り口には〈図2〉のように道路から外れた停車スペースが設けられており、荷物、作業員の積み込み積み下ろし等を行う事が出来る。

  •  
  • 工場内の全道路は〈図2〉に示したとおり二車線になっており、左側通行に定められている。

  •  
  • 搬送車は主に材料、商品、道具類、作業員を搬送する、また食事時には作業員の弁当等も運搬する。

  •  



 
 
・システム

@作業場もしくはコンピューターにより搬送の指令が統括ロボットに送られる。
  (A地点からB地点に運搬物があるので運搬車を一台送って欲しい。)

A統括ロボットは出発点(A地点)に最も近く荷物を運んでいない運搬車に最短ルートを計算し指示を送る。
  (一号車、A地点にこのようなルートで移動して欲しい。)

B(一号車がA地点に)到着後、作業員もしくはフォークリフトなどの機械により荷物が積み込まれる。
 
C積みこみ終了後,統括ロボットは目的地(B地点)までの最短ルートを計算し、運搬車に指示を送る。
  (Aと同様)

D〈一号車がB地点に)到着後、作業員もしくは機械により積み下ろしが行われる。
 




 
 
 
・コース決定方法

@発車する運搬車(A)が最短ルートで目的地に到着するために通る可能性のある全交差点について
  所要時間を計算する。

A他車についてもこれからAが通る可能性のある交差点についてその時間からの所用時間を計算する。

B以上のデータに基づき、統制ロボットは各交差点においてAと他車が接触する事のないコースを
  選び出してAに指示を送る。
 
 

※以下の(a)〜(l)のような場合は交差点を同時に通過できる
(@) Aの正面より他車が近づく場合

(a) Aが直進、他車が直進

(b) Aが直進、他車が左折

(c) Aが左折、他車が直進

(d) Aが左折、他車が左折

(e) Aが右折、他車が右折

(A) Aの左方より他車が近づく場合

(f) Aが左折、他車が直進

(g) Aが左折、他車が左折

(h) Aが左折、他車が右折

(i) Aが右折、他車が右折

(B) Aの右方より他車が近づく場合

(j) Aが直進、他車が左折

(k) Aが左折、他車が左折

(l) Aが左折、他車が右折

CA車が出発する。
 

※Bにおいてコースが見つからなかった場合
Aは少しの時間(あらかじめ設定しておく)出発を遅らせ、
再度計算を行う事により最短ルートを見つけ出す。



 
 
 
・運搬車

      エネルギー : 長距離走行、高速走行を必要としないのでクリーンなエネルギーである電気を使用する。
             工場内の一つの区画に充電スタンドを設置する。

 赤外線センサー : 安全対策として車の先端に赤外線センサーを取り付けておき、
             ほかの車両や作業員、障害物等に接近しすぎた場合は自動停止する。

  人間による運転 : 火災等の非常時やシステム故障時のために運搬車を普通車と同じように
             人間の手により運転が出来るようにしておく。
 


 
 
 
 
 
 
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