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大阪大学大学院工学研究科専攻横断的研究組織
石油コンビナート防災研究イニシアティブ

設置目的および研究概要

設置目的および研究概要

2011311日の東日本大震災では,大規模な津波によって工業地帯の油貯蔵施設から大量の油が流出し,気仙沼市街地は全焼しました.今後,東海・東南海・南海連動型地震とそれに伴う津波の発生が予測され,東京湾,伊勢湾,大阪湾では大規模工業地帯への災害とそれに伴う有害物質の流出が懸念されています. このような大規模な地震・津波による大規模工業地帯への災害とそれに伴う有害物質の流出のリスク評価を行い,その減災対策を取ることは緊急の課題となっています.このイニシアティブは,油類等の危険物流出被害のリスク解析とそれを軽減する具体的な技術の検討を行い,具体的なガイドライン作成を行うことを目的としています.発災メカニズム,震災規模と油類流出および汚染・火災の発生シナリオ,震災規模と被災マップ,対策技術の検討・提案とその効果予測を扱います.最終的には,これらに関係する多方面の研究者,行政,企業を横断的に結び付け,世界の沿岸地域の安全を確保することを目標としています.





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