洋上風車システム
インテグレーション共同研究講座 Joint Research Chair for
Offshore Wind System Integration

海が拓く日本の未来。まだ見ぬエネルギーに挑む。

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News & Topics新着情報

2024/03/27

洋上風力勉強会を3つのテーマで実施中!
Study Meeting on Offshore Wind

#1 「洋上風車。あなたの疑問に答えます」,2024/3/12第4回実施。次回2024/4/23予定。
#2 「2050年あるべきLCoEは? should costは?」, 2024/3/13第5回実施。次回2024/4/中旬予定。
#3 「メガフロート基地には何が必要か?」, 2024/3/12第5回実施。次回2024/4/24予定。
#1 Topic “Q&A on Offshore Wind”, held on 12 Mar. Next will be on 23 Apr.
#2 Topic “LCOE in 2050”, held on 13 Mar. Next will be on mid Apr.
#3 Topic “Floating Base”, held on 12 Mar. Next will be on 24 Apr.

2023/11/06

洋上風力産業開発研究支援事業(大阪大学未来基金)を立ち上げました
Fund for Supporting Reseiand Development of Offshore Wind

詳細はHP及びPDFをご確認お願い致します。本事業の趣旨にご賛同いただき、ご支援賜りますようお願い申し上げます。

大阪大学未来基金洋上風力産業開発研究支援事業概要(2023年11月1日版).pdf
洋上風力産業開発研究支援事業(大阪大学未来基金HP)

2023/10/20

10月12,13日に洋上風力勉強会をスタートしました。
Launched Study Meeting on Offshore Wind on 12-13/Oct/2023

10月12日(木)「2050年あるべきLCoEは? should costは?」
10月13日(金)「メガフロート基地には何が必要か?」
Study Meeting on Topic “LCOE in 2050”, held on 12 Oct
Study Meeting on Topic “Floating Base”, held on 13 Oct

2023/09/08

インタビュー記事が掲載されました
Published Interview Article

大阪大学大学院工学研究科社会連携室より取材していただき、岩松幸花特任助教のインタビュー記事が掲載されました。

大阪大学大学院工学研究科社会連携室HP
研究者インタビューVol.3

2023/08/09

洋上風力勉強会のテーマ及び趣旨をお知らせします
Study Meetings on Offshore Wind Theme and Objectives

詳細は下記リンク先をご覧ください

洋上風力勉強会テーマ及び趣旨一覧.pdf

2023/07/14

シンポジウムのプログラムが決まりました
Program at Symposium

詳細は下記リンクよりご確認ください。
洋上風車SI共同研究講座設置記念シンポジウム_20230713.pdf

新着情報一覧

Mission なぜやるのか?

Abundant Offshore Wind Resources around Japan

世界的なカーボンニュートラルへの流れを背景に,再生可能エネルギー、グリーンなエネルギーが注目されています。風力はその代表格であり、わが国でも、洋上の風力は再生可能エネルギー主力電源化の切り札とされています。洋上風力は欧州を中心に導入が進み、欧州ではコストが低いグリーンなエネルギーの位置づけです。日本で風力導入が進んでこなかった理由は、大きな風力ポテンシャルをもつ適当な用地がなかったことがありますが、日本には海があります。四方を海に囲まれた日本で、洋上の風力に注目したとき、いたるところにポテンシャル適地が存在するのです。EEZを含めた海洋の利用まで考えたとき、日本がグリーンなエネルギーの輸出国にもなるという、巨大な爆発力を秘めます。いわゆる「2050年カーボンニュートラル」「2040年までに洋上風力45GW導入目標」の合言葉の下、今後日本を支える大きな産業にもなるでしょう。このような背景の中、「洋上風車システムインテグレーション共同研究講座」が設置されました。

Visionどんな未来を目指すのか︖

Offshore Wind System Integration

風車の部品点数は数万点に及び、そこに関連する産業は想像もつかないほど多岐に渡ります。各産業が生産する製品を統合化(=インテグレーション)して洋上風車が完成します。洋上風車45GWという数字を具体的に考えると、最大級の風車(10MW)を洋上に5000基建造することになります。自動車産業はフォード生産方式により、自動車のコモディティ化に成功しましたが、洋上風車でもこれと同列の革新が必要でしょう。さらに洋上風力産業は単に洋上風車を設計・建造することに留まりません。完成した洋上風車ウィンドファームの運用では効率よく電気を生み、適切にメンテナンスする技術が必要です。そして、一旦作られた電力をどう貯めて、どう運ぶかを考えると、情報産業,電池産業、水素産業、輸送産業との繋がりが見え、輸送船や港湾の整備、さらには洋上風車を起点とした街づくりに広がります。洋上風力を起点に、幅広くモノ・コトが海からインテグレーションされるのです。こうして洋上風車のシステムインテグレーションは、産業育成や転換、洋上風力学の形成を後押しします。洋上風車ウィンドファームの整備はエネルギー安全保障やレジリエンスの強化にも繋がるので、新しいカテゴリーのインフラ整備ともなるでしょう。この共同研究講座は、そのためのオープンな原動力となりたい、と考えます。

Visionどんな未来を目指すのか︖

Offshore Wind System Integration

value どう実現するのか︖

Open + Collaboration

「洋上風車システムインテグレーション共同研究講座」は、専任の教員に加え、地球総合工学専攻の関連教員(兼任)と招へい研究員で構成されます。この共同研究講座は大阪大学工学研究科に設置された共同研究講座であり、工学研究科・関連研究所からの協力も仰ぎます。こうして多くの学内の研究者の知恵を集約し、問題解決のための研究を行う体制を築きます。連携は内にも外にも向かいます。関連する企業(産)、国の研究所など(官)、他大学研究センターなど(学)から、洋上風車の巨大産業化に向けた仲間集めを行い、連携を図ることが重要と考えます。さらに、洋上風力発電によるグリーンエネルギー化や脱炭素化は世界で取り組むべき課題でもあります。海外の大学やセンターと繋がる必要もあるでしょう。連携を創り出す仕組みとして、共同研究講座が主催する勉強会のアイディアがあります。洋上風力にはまだ解決すべき問題があります。どうやって洋上風車を大量に建造するか?どうやって洋上で蓄電するか?どうやって発電した電気を都市部に持ってくるのか?どうやって風車ウィンドファーム全体の発電量を予測し高効率化を図るか?これらの疑問を核に勉強会を通じて仲間集めを行います。「この指止まれ!」のオープンな精神、これがこの共同研究講座のバックボーンです。
一緒に研究したい!という学生(前期課程・後期課程)にも門戸が開かれています。地球総合工学専攻(産学官共創コース)の入試を受験して合格することで「洋上風車システムインテグレーション」共同研究講座教員の指導を受けることができます。

研究者紹介Researchers

洋上風車研究に関連する様々なバックボーンを持った研究者で構成されます。

下の表は2023年3月1日時点の「洋上風車システムインテグレーション共同研究講座」の組織構成を示します。主に浮体式洋上風車を対象としたときの研究者が名を連ねています。風車工学、船舶海洋工学、土木工学、建築工学、建造工学、都市工学のスペクトルがあることがわかります。研究課題に応じて随時メンバーを増強していき、洋上風車のためのシステムインテグレーションならびに必要な要素技術開発研究を進展させます。

※表はスクロールしてご覧いただけます。

運営委員会
研究組織 専任教員 特任教授 柴田昌明(風車・タービン技術)
兼任教員 教授 飯島一博(船舶海洋工学・浮体技術)
兼任教員 教授 横田隆司(建築工学・都市計画)
兼任教員 教授 荒木進歩(社会基盤工学・港湾工学)
兼任教員 准教授 千賀英敬(船舶海洋工学・実験技術)
兼任教員 助教 飯田隆人(船舶海洋工学・社会受容性)
兼任教員 助教 武内崇晃(船舶海洋工学・係留腐食)
招へい教員 准教授 二瓶泰範 (大阪公立大・漁業連携)
招へい教員 准教授 原 尚之(大阪公立大・風車制御)
専任教員 特任助教 岩松幸花(船舶海洋工学・浮体式洋上風車)
関連研究所 接合科学研究所

参画(スポンサー)企業Sponsor/Support

この共同研究講座プロジェクトに共感し、未来を共創いただける企業が参画しています。以下、ご紹介します。

戸田建設

問い合わせContact Us

〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2-8
大阪大学 テクノアライアンス棟9F 908号室
洋上風車システムインテグレーション共同研究講座

owsi_ik[@mark]naoe.eng.osaka-u.ac.jp

代表:特任教授(常勤) 柴田昌明