1月中に出そうと思っていたのが、もうすぐ6月、アマガエルが、今まで、何度も鳴き、薄志弱行を嘲笑う。スッカリ年寄りになり、自分のことを、他人さまにサラケ出すのも、恥じねばならぬと思うものの、なんぞの参考になるかと考え、性懲りもなく、お便りする次第。またかとお察しなされる向きは、読まれなくても、結構です。来年からは、答えの有った方のみに出すことにするので、なんぞの折に、いろいろお書き下さるか、電話でもしてください。 E-mailは、今年の年賀状でお知らせした如く、もう止めた。キーを押し違えて、システムが壊れたり、余計な請求が来るのは、かなわんと、年寄り臭い思案の末です。

 さて、昨年12月30日午後6時より、吉兆海舟亭で恒例のクラス会が行われ、越智偉・武田 公治・野間・羽倉・羽藤・藤本・村上篤信・吉武・木原(青井) ・小澤(鎌田) ・村瀬(小田)が出席。女性3人は近来にないこと、二次会まで和やかであった。本年1月1日、ご案内のあったように、国際ホテルで25回生の同期会があり、私は時間を1時間間違え、6時に出席し、記念写真には写らなんだ。出席者は、池内・仲渡・古用(森尚子) ・村瀬(小田) ・小澤(鎌田)・野間・村上篤信の面々。二次会に越智偉・菅夫人(槍垣英里)が参加。最初の会ほ50人余集まり、二次会も随分来た。今年は、クラス会は関東在住の人に配慮し、夏に行われるとのこといずれ、公治君から知らせがあるので、万障繰り合わせ参加されたい。

 級友の消息について,以下の如し。

 池内尚司 府立病院救急体制について、朝日新聞に出た由。 (朝日は読まんので)
 大見広規 北海道庁を止め、旭川市立短大(?)の教授になる予定と、前回知らせたが、正
   しくは、市立名寄大学保健福祉学部栄養学科教授(18年4月より) (今は、市立名寄
   短大看護学科教授) 謹んで訂正、お詫び申し上げる。
 鴨頭 司 新たにできた乃万−菊間農免道路で、自動車でイノシシと衝突。双方無事。
 武田公治 川柳に腕をあげ、各新聞に採用しきり。隠れた才能が開花した。
 矢野哲男 「日本いも類研究会」もホームページのメンテなどで活動を継続中。 http://www.jrt.gr.jp/

 私の日常は、もうすぐ満72歳(誕生日は6月17日)になるが、眠たくなれば眠るを第一に中高生を夕方から教えるのを第二の柱に据えて、生活を組み立てている。

 早朝、3時過ぎ配達される日経を読み(愛ルケは、読売の俵万智のトリアングル同様面白い)この時間前後に食事をすることがある。早い時は、1時頃もある。眠れる−体重が増えるで、中性脂肪、コレステロールが、大分増え、薬を服まないかんと羽藤医師には言われとるし、体重もヘラさないかんといわれてもいるが、そんなことができることは、あるまいぞい。5時頃になると、読売が来る。この葬儀社宣伝用の死亡欄をよく見て、今中46回生同期会の事務局長を仰せつかっているので、恩師や同期生の死亡者がいれば、弔電をその月に打つ。家のまわりのささやかな植物の手入れをし、メダカに餌をやり、昼飯後には、たいてい昼寝する。今年も薮蚊がはやから出て来よる。気違いになりそうだ。植物にもすぐにマケル。年のせいか?

 3時半過ぎ(日により)から中3から高3まで, 10時くらいまで、英語を教えるのは前と同じ。今年は今のところ、土日が空いているのだが、時々、補講するので、定期考査以外に休みがとれない。本はトイレと寝る前に読む。小学館のクラシック・インのCDは以前聞いたこと或るものばかりだが、また買って聞く。昼間寝る時と。夜寝る前に。覚えられない。寝る時間、たいてい、12時過ぎるのも、以前同様。運動は、自転車に30分乗る程度。

 薬(ユリノーム50mg[高尿酸]ノルバスク錠5mg[高血圧]ガスターD錠10mg[胃酸過多]デタントール点眼液[緑内障])を真面目に服用して数値は、中性脂肪、コレステロール以外は、境界近辺にある。感情失禁で涙脆くなり、映画・テレヴィを見ていて、ウルウルすぐなるのは、以前同様。覗き見趣味で、その上、解説をされると、すぐに信じるアホーと我が身を心得ているが、解説本の魅力には、抵抗できず、雑誌・新聞が配達されると、夢中になって、他のことは、ホッタラカスのは、困った性分である。

 人間天国・福原麟太朗(文芸春秋新社) 写真の読み方・名取洋之助(岩波新書) パッチ・アダムスと夢の病院(主婦の友社) パッチ・アダムス 今伝えたいもの(〃) 陸は海より悲しきものを 歌の与謝野晶子・竹西寛子(筑摩書房) 蕨野行・村田喜代子(文春文庫) 英語耳・松澤喜好 英語耳ドリル・松澤喜好(ASCII) 話すための英文法・井上一馬(小学館文庫) 日本の英語教育・山田雄一郎(岩波新書) 奇跡を起こした村のはなし・吉岡忍(ちくまプリマー新書) 江戸の閨房術・渡辺信一郎(新潮選書) 沢村貞子という人・山崎洋子(新潮社) 世界文学を読みほどく・池澤夏樹(新潮社) ドーキンスとグールド・キム・ステルレルニー/狩野秀之訳(ちくま学芸文庫) 考える胃袋・石毛直道/森枝卓志(集英社新書) 北京原人物語・N.T.ボアズ&R.L. ショホーン/長野敬&林大訳(青土社) 心理テストはウソでした・村上宣寛(日経BP社) わたし、ガンです ある精神科医の耐病記・頼藤和寛(文春新書) 98%チンパンジー・ジョナサン・マークス/長野敬&赤松真紀訳(青土社) わかりやすく説明・説得する技術・小野一之(すばる舎)[筆者は宇和島東高22回生で私が卒業時HR担当、本名は次の詩集の著者・片山一行)おそらく海からの風「詩集」・片山一行(早稲田出版) わかりやすい企業年金・久保知之(日経文庫)[筆者は宇和島東高21回生で私が卒業時HR担任]

 この四月、東京での中学同期会に出席、ベルリンの至宝展・中宮寺国宝菩薩半跏像(国立博物館)・ラ・トウール展(国立西洋美術館)、昨年、10月29日に、早大英文のクラス会に出席した時の「マチス展」(国立西洋美術館)・フィレンツェ−芸術都市の誕生展(都美術館)、昨年12月5日金比羅さんの奥書院・表書院・高橋由一館・宝物館、アルフォンス・ミュッシャ展(高松市立美術館)を見た。ペンキ絵となれども、心打たれるものもあるし、実物は圧倒する大きさもある。

 90ccのバイクで、高縄山(980m),楢原山(1040m,新今治市では最高の山。直下まで、舗装道路があり、100mばかりの高さを600m歩いて登れば、いい気分。私は、下る道を間違え、翌朝のTVのニュースになるところだったが、20分下ったところで、間違いに気づき、登りなおして、事なきを得た)へ、新緑を見に行った。ウグイスや他の鳥の鳴き声を聞き、声の主を知るために、鳥の図鑑(CD付き)を買うことに決めた。朝起きて、聞こえる鳥の名を知れば、それなりの楽しみがあると信じてのこと。センビキ峠の途中の水は、とても美味で、翌日酌みに行った。

 ヒトは、それぞれ、文化のなかに生まれ、そこから逃れることは至難の業。中国の反日感情もこのためと思っている。ヒトの脳の中で、創り出す考えでさえ、生まれおちた文化環境、時代から独立することは、不可能に近い。また、自分のことしか、語れないのが、人の常である。自分を離れて、客観的にものが見れないのは仕方ないと、近頃、観念した。

 例により、進学情報、英語の教材、後輩・若い者に告げる言葉など、なんでもよいから、お知 らせください。
 今夏は、どうなるか?寒い夏になるのではと、心配だ。くれぐれもご自愛くだされい。

 ボケの繰り言は読み辛かろう。ご寛容のほどを。では、また

(05,5,30)

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