裏で、ただ一匹のアマガエルが鳴いた梅雨も終わりかけた。芸予地震の影響下の皆さん、如何でしたか。お見舞い申し上げる。我が家は、改築なって、新築同然の壁に亀裂走り、棚から物落ち、中身が出て、ワヤになったところもあったが、損害軽微といったところ。
 まず、柏木君が、ホーム・ページ作った。誠に、良くできた代物で、皆さんのアクセスを勧める。302の住所一覧も得られる。パスワードは、<......> である。その労に大感謝。
 柳瀬君が、「逍遥有情」 Pensive Saunter を出した。ISBN 4-434-00813-7 C0071 \2,300 発行 東京図書出版会 発売 星雲社 帯に「あんな風景もあったはず こんな街角もあるはず/日曜画家が色鉛筆で描く旅情と郷愁/A bilingual book of scenic drawings and essays/ とあるが、そのとおり。暮れのクラス会に持参する。

 羽藤君が一身上に変化をきたし、二身となった。この7月、二人でパリの学会に行く。
 古用(森)尚子さんの幼稚園、誕生。後援の寄付を求めている。
 浮穴君 タイ国単身赴任。接待も大切な仕事で、後、4年位いるとか。
 菅(すが)君 九州へ単身赴任。好男子を、九州ギャルが放っておくかと皆が噂。

 昨年末のクラス会の出席者。小沢(鎌田)裕子・古用(森)尚子・池内・武田公治・羽藤・羽 倉・村上篤信・浮穴・山岡 記念写真不首尾。例によって、二次会は国際ホテルの最上階。

 さて、私の近況。この6月17日で、満68歳になった。血液成分検査では、限界値の前後(薬のお蔭か?)なれども、体調は、おかしい。疲れ易く、朝、筋肉を触ると、削げたようで、昔、銭湯で見た、老人の体格になったとも思う。この前、90CCで、宇和島まで行くつもりが、中山で、ワイヤ・ブラシの切片を拾い、山中で、パンクの修理を頼むのに懲りた。今まで山の中で、パンクしたことがあったが、道路では、気が萎えるほどの衝撃を心に感じたことがなかったのは、若さがあった証拠で、四国の山中で、パンクする怖さを思うと、石鎚を眺めるために向かいの瓶ヶ森に登ることが憚られる。松山まで行くのがよいところか? 中高生の英語をみるのも、おいおい細りになり、自分のしたいことができるようになるのかなと、思っている。勉強したくない者や、漫才する気・見る気で来ている者には、とても対処できない年齢なのだと観念した。一応、毎晩、お客はいて、中には、前途有望な者もいる。中学生に、高校2年位の力(公立高校レベルで)が、付きそうな者もいる。今年の大学入試は、3人浪人が出た。9人中だから、まずまずであろうか? 地方と都会との(大手予備校との)差かもしれない。余生短しと感じて、講談社版ベートーヴェン全集(声楽は除いて)を1巻から聴き始めた。単行本も、トイレ・寝床・机で、新聞の書評を見て注文したのを読む。根性物(生きてます、15歳・君ならできる)、ハウツー物(史上最強の大学受験合格法・東京大学機械的合格法など)、英語物(教師のための英文法・アメリカ人が怒りだす危険な英語など)、時代小説(女人しぐれ・東京城残影など)、生物物(脳を考える・笑うカイチュウなど)種々雑多。運動は自転車を30分乗るばかり。E-mail は、時々、Internet は一寸、そのうちと、言っている間に、死んでしまうか。今年は、格段に、死期を間直に感じる。気力・体力ともに乏し。
 住所一覧は、公給君の苦心。皆さん、深謝されたい。
 最後に、君達の英語体験、教えて下さい。役立ったこと・本・体験など、何でも結構。

 最終的に、準備万端整って、発送の段階になった時、住所名簿に、改訂の及んでないことが、分かり、急遽、公治君に連絡、訂正版を、出して貰った。その、度重なる、御苦労に、深謝する次第である。
 さらに、諸般の情勢を踏まえ、当今の、プライヴァシー保護の風潮にも配慮し、クラス全体の住所一覧は、今回をもって、打ち切る。必要な人は、私へ、または、柏木・武田公治君の方へ連絡すれば、知らせられると思う。長年の御苦心、御労苦に対して、公治君に心より、お礼申し上げる。皆に、驚かれるほど、長続きしているのは、ひとえに、公治君と皆さんのお蔭です。
 高校卒業以来、連綿と続いて来たクラス会は、今年も、いつものとおり実施するが、参加・不参加は、各人の都合・意志・思惑など、全く自由である。私は、毎朝、新聞をみるとき、死亡欄を、探り、享年を、見る。68歳から75歳までに、病死される方が多いので、自分も、やがて、そうなるかなと思い、死期近し、会いたい人は、今のうちに、と呼びかけるのである。かなりの人に会い、卒業以来、会ってない人は、少なくなった。君達以外の3年次のHR担任クラスの生徒には、最後の挨拶と、お詫びの言葉を、もう送った。君達には、今、暫くは、寿命もあろうかと、楽観してはいるものの、10年などは、すぐである。君達の話を、聞かせて頂き、後輩たちに、智慧として伝えたいが、老人の余計なお節介と、嘲笑されるのが、オチか。いずれにしても、年末、都合のつくものは、参集いただければ、有り難い。
 今年は、猛暑・酷暑と予想されているので、若さに任せて、無理ができるのも、今のうちであるので、大いに、働くのは、結構。でも、ヒトは、生き物であるので、無理は必ず、体が、チャンと表してくれる。仇は、取られる。50位しか、もたない歯のことを考えても、ヒトは長生きするようになった。早死にする人は、手遅れになってから、医者にかかるのが、通例である。これも、人生。長生きだけを、いたずらに、賛美するのも、考えものだと、terminal care の本をみて、思うようになった。40にならぬうちに、ガンを知り、静かに死を迎えた教え子の姿に、大いに教えられた。しかし、私は、悪あがきをし、度を失い、醜い姿を曝すであろう。

  浮穴君の名刺から、

  KUNIHIKO UKENA / DIRECTOR / GENERAL MANAGER / INDUSTRIAL MATERIAL DEPT.
  11/F THANIYA BLDG./ 62 SILOM RD. SURIYAWONG / BANGRAK / BANGKOK 10500 / 
  THAILAND / TEL:(629)237-4538-9 236-7342-3
        FAX:(662)236-7346 257-6548
        MOBILE:01-8331362
        E-mail:kunihiko_ukena@nissei.com.sg
  もう一方側は、タイ語で、分からん。
  では、お元気で、ご機嫌よう。

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