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5回海中システム研究会

 第5回海中システム研究会 講演プログラム
(平成19年9月28日(金) 於.大阪大学吹田キャンパス 敬称略)

[招待講演]
13:00〜13:30 「クジラのソーナー」
        古澤 昌彦(東京海洋大学)

13:30〜14:00 「IHIの水中技術の紹介」
        澤田 信一(()IHI)

14:00〜14:30 「深海生物追跡調査ロボットシステム"PICASSO"の現状と今後の課題」
        吉田 弘 (海洋研究開発機構)

(14:30〜14:50 休憩)

14:50〜15:20 「大深度小型採泥機"ABISMO"の大深度潜航試験と今後の課題」
        井上 朝哉(海洋研究開発機構)

15:20〜15:50 「近畿における港湾の技術開発課題について」
        國田 淳 (国土交通省近畿地方整備局 神戸港湾空港技術調査事務所)

[一般講演]
15:50〜16:20 「ジーエス・ユアサグループの海洋機器向け大型リチウムイオン電池」
        中村 慶太((株)ジーエス・ユアサ テクノロジー)
[概要]携帯電話やデジタルカメラの電池にも見られるように、各種搭載機器の電源には小型・軽量化、高エネルギー密度化が求められている。
海洋機器向けの電源についても、小型・軽量化が可能になれば更にペイロードを搭載できるメリットがある。
弊社は、潜水調査船及び海洋ブイ等の水中機器から電気自動車、航空機、更にロケット、人工衛星に至るまでの特殊用途における大型リチウムイオン電池を開発し、量産している国内唯一のメーカである。
本講演では、各種海洋向け大型リチウムイオン電池を中心として、弊社の大型リチウムイオン電池の開発の取り組みを紹介する。

16:20〜16:50 「地磁気及び深度情報を用いた水中ロボットのナビゲーションの構築と海上実験」
濱田大介(大阪大学)
[概要]水中ロボットのナビゲーションにはINS(慣性航法装置)に音響トランスポンダによる情報を用いて位置補正を加えるという方法が主に用いられている。しかし、長距離航行の際には、音響トランスポンダが多数必要であり、また、発生した音が生態系へ影響を及ぼす可能性があるなどの問題がある。そこで、ウミガメなどの水棲生物が地磁気を定位情報として利用していることに着目し、地磁気情報を用いたナビゲーション方法の構築を試みた。
これまで駿河湾における全磁力図と海底地形図とのマップマッチングによるナビゲーションのシミュレーションを行ってきた。今回は駿河湾とは違い、海底がなだらかな播磨灘で地磁気強度と海底深度値を計測し、地磁気及び深度情報を用いて定位することが有効な手段であるかを検証した。




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