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4回海中システム研究会

 

開催日時 2007年5月11日()13:00-17:00

開催場所:大阪大学 コンベンションセンター 会議室3 下図の41

懇親会:研究会終了後、懇親会を予定しております。奮ってご参加戴くようお願い申し上げます。

    懇親会費用 3500

   http://www.osaka-u.ac.jp/jp/about/map/suita.html

交通: http://www.osaka-u.ac.jp/jp/accessmap.html  (吹田キャンパス)

    新幹線で来られる場合は、新大阪から千里中央まで電車を、千里中央から阪大本部前行きのバスを使われることをお勧めします。

    飛行機で来られる場合は、伊丹から阪大病院前まで(万博公園前乗換)、モノレールが便利です。

プログラム

 [招待講演]

13:00〜13:30 「水中加工技術自動化のための可視化技術」

        小川洋司(産業技術総合研究所)

13:30〜14:00 「浮流重油自動追従ブイ模型の追従制御」

        千賀英敬(大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻

14:00〜14:30 「浮流重油追跡ブイ センサシステム開発」

        奥山悦郎(且O井造船昭島研究所

14:30〜14:50  休憩

[一般講演]

14:50〜15:20 「海洋モデルPOMを用いたナホトカ号重油流出事故後の重油追跡シミュレーション」

        椋本洋平(大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻

近年タンカーなどの油流出事故による沿岸部での被害を軽減し、油濁防除作業を効率的に行うため、浮遊油の挙動を監視するシステムの構築が提案されている。今研究では、システムで用いる重油流出追跡シミュレーションの構築を目指して、ナホトカ号事故後の海洋モデルPOM を用いたシミュレーションを行い精度の評価を行った。ECMWFの風速データを用いて、重油の性状変化を考慮した重油追跡シミュレーションの計算結果は、実際の重油の漂着状況と良い一致を示し、このモデルの有効性が示された。

15:20〜15:50 「数値シミュレータによる胸鰭つき水中ロボットの運動制御」

        福井 洋(大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻

私達の研究室は海中構造物の検査等を目的に運動性に優れた魚の胸鰭を装着した3軸鰭装置付き水中ロボットを開発し、研究を行ってきた。この水中ロボットの実用化に向けて最適形状や制御ルールの決定が必要となるが、これは数値計算を用いなくては求めることができない。そこで私達はCFDに基づく3軸胸鰭装置付水中ロボットの運動シミュレータの開発をおこない、水中ロボットの運動の特徴を捉えることができた。さらにFuzzy制御アルゴリズムを考慮した運動シミュレータを実行し、その結果目標位置に向かうように速度を変化する動きのシミュレーションができた。

15:50〜16:20 「深海底鉱物資源開発マスタープラン」

        山崎哲生(産業技術総合研究所 海洋技術フォーラム深海底鉱物資源TF担当幹事)

BRICs諸国における金属・レアアース類の旺盛な需要増加等を背景として、価格の高騰、供給側との価格交渉の難航、さらには将来的な需要逼迫や供給困難化の可能性等が指摘されている。こうした中、西太平洋において金、銀、銅、亜鉛、鉛を含有する黒鉱型海底熱水鉱床の開発ビジネスが急展開する等、深海底鉱物資源が注目されている。日本の排他的経済水域、大陸棚には、深海底鉱物資源の有望海域が多数発見されており、黒鉱型海底熱水鉱床では世界第1位、コバルト・リッチ・クラストでは米国に次いで世界第2位の潜在的資源量があるといわれている。今般、海洋技術フォーラムでは、日本の将来の金属・レアアース類の安定供給と、深海底鉱物資源開発産業の育成・振興に向けた取り組みについてまとめ、「深海底鉱物資源開発マスタープラン」を発表した。本講演ではその概要を紹介する。




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