趣  旨 次世代を担う若手研究者・技術者の育成は、科学技術立国を国是とする我が国において各産業界共通の重要な課題となっています。特に船舶海洋分野においては、若い人の興味離れ、大学院博士課程への進学者の減少、船舶海洋分野に特化した教育を行う学科の減少といった負のスパイラルとも言える経過を経て一層重要な課題になっています。既に各企業・大学においては、他分野からの人材も積極的に受け入れ、短期間で船舶海洋分野の基礎や技術を教育して後継者不足を補おうという試みも進められているところです。こうした背景を受け、日本船舶海洋工学会においては、若手人材の教育に資する「海洋教育フォーラム」の実施や「夏の学校」の開催等の事業を進めているところです。
性能・運動分野の夏の学校は、最初、2007年に全国版として西部地区で開催されました。その後、関西地区、関東地区、西部地区の順番で開催地を選んで行っていますので、今年は関西地区で開催する運びとなった次第です。二泊三日の研修スタイルで行われる「夏の学校」は、単に船舶海洋分野の講義を聴くだけでなく、他大学の学生・教員や社会人と寝食を共にして交流を深めることによって刺激を受け、切磋琢磨して行こうというモチベーションを喚起する目的を有しています。是非積極的に参加して視野を拡げて頂きたいと願っております。
開催期日 平成26年9月21日(日)〜23日(火)
開催場所 大阪府立青少年海洋センター
〒 599-0301  大阪府泉南郡岬町淡輪 6190
TEL 072(4945)1811  FAX 072(494)1735
http://www.osaka-kaiyo.com/index.html
参 加 費 学生会員: 5,000 円, 一般(社会人および非会員): 10,000 円
宿泊・食事・懇親会・研修費(2泊3日分)すべて込みです!
申込方法 参加申込書(WORDファイル, PDFファイル)をダウンロードし,必要事項を記入の上,
下記の申込先まで Email にて送信して下さい。
申 込 先 岩根亮平,井上恵太 博士前期課程2年
大阪大学大学院工学研究科 地球総合工学専攻 船舶海洋工学部門
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘 2-1
Email: summerschool@naoe.eng.osaka-u.ac.jp
申込締切 平成26年9月14日(日)

第1日目:9月21日(日)
  受付
13:00〜 特別講義その1:やぶ睨みの勧め
土岐直二(愛媛大学大学院 船舶工学特別コース 教授)
14:45〜 特別講義その2:船舶の実海域性能向上 −これまでの取組みと教訓−
松本光一郎(ジャパンマリンユナイテッド(株)技術研究所 所長)
16:30〜 特別講義その3: 海洋工学分野での国際化教育への取り組み
柏木 正(大阪大学大学院工学研究科 教授)
18:15〜 夕食・懇親会
20:00〜 講師を囲んでの交流会

第2日目:9月22日(月)
  朝食
08:45〜10:15 基礎講座テーマその1:CFDによる水面波の数値シミュレーション(基礎と応用)−第1部
陸田秀実(広島大学大学院工学研究院 准教授)
10:45〜12:15 基礎講座テーマその1:CFDによる水面波の数値シミュレーション(基礎と応用)−第2部
陸田秀実(広島大学大学院工学研究院 准教授)
  昼食
13:30〜15:00 基礎講座テーマその2:粒子法の基礎と船舶海洋工学分野への応用−第1部
橋本博公(神戸大学大学院海事科学研究科 准教授)
15:30〜17:00 基礎講座テーマその2:粒子法の基礎と船舶海洋工学分野への応用−第2部
橋本博公(神戸大学大学院海事科学研究科 准教授)
18:00〜 夕食
20:00〜 課題研究とその発表会(検討中)

第3日目:9月23日(火)
  朝食
08:45〜10:15 基礎講座テーマその1:CFDによる水面波の数値シミュレーション(基礎と応用)−第3部
陸田秀実(広島大学大学院工学研究院 准教授)
10:45〜12:15 基礎講座テーマその2:粒子法の基礎と船舶海洋工学分野への応用−第3部
橋本博公(神戸大学大学院海事科学研究科 准教授)
12:15〜12:30 修了式,解散
  昼食

その他注意点
  • 可能であれば,FORTRAN コンパイラがインストールされたパソコンを持参下さい(強制ではありませんが)。
  • 講義で説明されたプログラムを使ってグループで演習を実際にしてもらうかもしれません。
  • 列車,送迎バスの時刻など,参加者に役に立つかもしれない情報をリンク しています。